終活アドバイザーと終活カウンセラーの違いは、以下の3つがあります。
- 学習内容
- 勉強方法
- 認定機関
当記事では、上記の違いからどちらの資格の方が将来役立つのかを解説。
終活アドバイザー、終活カウンセラーどちらが良いのか迷っている方はぜひ参考にしてください。
関連:終活アドバイザー資格とは
終活アドバイザーと終活カウンセラーの違いとは
ユーキャンで取得できる「終活アドバイザー資格」と終活カウンセラー協会で取得できる「終活カウンセラー」の違いについて解説します。
学習内容
終活アドバイザー資格と終活カウンセラー資格では、勉強する内容が違います。
終活カウンセラーでは「相続・遺言・保険・葬儀・墓・介護・健康」について独学で勉強します。
一方、終活アドバイザーでは終活カウンセラーよりもさらに幅広い内容について勉強します。
終活アドバイザー資格では、社会保障制度(保険・年金・医療)・不動産・金融資産・財産管理・高齢者住宅や施設・死後の手続きについても学びます。
勉強方法
また、終活アドバイザーと終活カウンセラーでは、終活に関する勉強方法も違います。
終活アドバイザーはテキスト形式です。テキストで終活に関して学びながら、定期的に添削課題をこなし勉強をします。
要点ををわかりやすくコンパクトにまとめているので、メインテキストはたったの3冊。終活が求められる背景といった基本や、「まず何をすべきか」を明確にするところから学びます。何も事前知識がなくても安心です。
(参照)ユーキャン公式「終活アドバイザー資格」
終活カウンセラーでは講義を視聴して独学で学びます。会場またはネット環境があれば自宅でzoomやYouTube動画にて受講も可能です。
認定機関
終活アドバイザーと終活カウンセラーでは、認定協会も違ってきます。
- 終活アドバイザー:終活アドバイザー協会(NPO法人ら・し・さ)
- 終活カウンセラー:終活カウンセラー協会
参考:終活アドバイザー協会公式
参考:終活カウンセラー協会公式
同じ終活に関する資格でも、認定協会が違うことで、今後の使い勝手が変わってくるため、注意が必要です。
では、終活アドバイザーと終活カウンセラーではどちらが今後役に立つのでしょうか?比較検討をしてみます。
終活アドバイザーと終活カウンセラーどちらが良いか?
結論から言うと終活アドバイザー資格の方が、今後役に立つ可能性が高い終活の資格です。
終活アドバイザー資格を取得するメリットをご紹介します。
終活アドバイザーの方が幅広く学べる
終活アドバイザー資格では、終活カウンセラーよりも以下のところまで勉強できます。
- 社会保障制度(保険・年金・医療)
- 不動産・金融資産
- 財産管理
- 高齢者住宅や施設
- 死後の手続き
終活に関する悩みは、多岐にわたります。そのため、サポートできる知識が多いほど頼りにされます。
総合的なライフプラン設計をサポートする専門家が終活アドバイザーです。
(参照)ユーキャン公式「終活アドバイザー資格」
そのため、終活についてより多く学べる終活アドバイザー資格の方が今後必要とされる人材となれます。
終活アドバイザーの方がじっくり学べる
また、終活アドバイザーは4ヶ月間にわたってユーキャンのサポートを受けながら終活について勉強できます。
当講座の標準学習期間は4ヵ月ですが、最大8ヵ月までは、添削指導や質問など、すべてのサポートをご利用いただけます。
(参照)ユーキャン公式「終活アドバイザー資格」
一方、終活カウンセラーは完全独学で、動画を視聴するだけであり、なかなか知識と身につきにくい環境です。
テキストを使いながら、じっくり勉強できる終活アドバイザー資格の方がより効率的に楽手できます。
終活アドバイザー資格を取得しできること
では、終活アドバイザー資格を取得することで、今後どのような仕事ができるでしょうか?
終活アドバイザーの仕事について解説します。
エンディングノートの作成の助言
終活関連の仕事として最も代表的なのは、エンディングノートの作成の手伝いを行うことです。
エンディングノートとは、自分が亡くなった時の為に事前に書いておくノートになります。
終活アドバイザー資格では、自らを例にエンディングノートの書き方について体系的に学ぶことが可能です。
専門家との橋渡し役
終活アドバイザー資格を取得後にできる2つ目の仕事は、専門家との橋渡し役になることです。
終活は、一個人ができる範囲を超えており、税理士や弁護士など専門家との連携が必要になります。
そのときに、橋渡し役となるようなアドバイスも終活アドバイザーの仕事の1つです。
自治体窓口への同行
終活アドバイザーの仕事の3つ目として、自治体窓口への同行があります。
終活を行う中で、年金や保険などの手続きで自治体窓口へ出向く必要があります。しかし、高齢者の中には「手続きが難しい」「1人で手続きできるか不安」といった悩みも多いです。
終活アドバイザー講座では、自治体での手続き方法について学ぶため、高齢者に同行して手続きのサポートをすることができます。
終活に関するセミナー講師
また、終活アドバイザーの仕事の中には「終活に関するセミナー講師」もあります。
今後、需要が高まる「終活」についてセミナー講師として世の中の役に立つことができます。
終活セミナーでは、セミナー講師がこのような終活をはじめたい人に、エンディングノートの書き方や、終活の全般的な流れについて、わかりやすく説明を行います。
終活に悩む方の相談役
終活アドバイザー資格を取得すれば、家族や身内など終活に悩む方の相談役になれます。
終活という言葉を知っているだけで、何をしたらよいのか分からないという方はたくさん存在します。
終活に関する資格をとれれば、困った人を助けることができます。
終活アドバイザー資格とは?概要について
次に終活アドバイザー資格の「費用」や「教材」についてご紹介します。
取得にかかる費用と支払い方法
終活アドバイザー資格の取得のためにかかる必要は以下のとおりです。
◯一括払いの場合…
35,000円
※「払込用紙で振込」または「クレジットカード払い」
◯分割払いの場合…
2,980円×12回=総計:35,760円
※「払込用紙で振込」のみ
試験合格後、希望者は終活アドバイザー協会に会員登録ができます(入会金4,000円、年会費6,000円)
なお、検定資格を合格すれば「終活アドバイザー」と名乗って活動は可能です。協会への登録は任意となっています。
終活アドバイザー講座の教材の内容
終活アドバイザー講座の教材は以下のとおりです。
・3冊のメインテキスト
・エンディングノート
・要点チェック問題集
・添削課題
メインテキストだけでなく、エンディングノートや要点チェックシートがついてくるため、体系的に勉強することができます。
また、添削課題を行うことで、より終活についての知識を深めることが可能です。
終活アドバイザー講座の合格までの日程
1日30分〜1時間学習した場合、4ヵ月で合格を目指すことがきます。
3回の添削課題を提出後、終活アドバイザー検定試験を自宅で受験します。試験はマークシート方式で、全体の60%以上の得点で合格です。
もし不合格の場合でも、受講開始から8ヵ月以内であれば何回でも受験は可能、添削指導や質問などのサポートを利用できます。
独学の場合では得られないたくさんのメリットがあります。
まとめ|終活アドバイザーと終活カウンセラーの違い
終活アドバイザー資格と終活カウンセラー資格の違いは、「認定期間」「学習内容」「勉強方法」です。
終活カウンセラーは、独学が可能であるため費用を抑えることができます。
ただ、今後資格を活用するなら終活アドバイザー資格の取得を目指すべきでしょう。
終活に関する資格を目指すなら終活アドバイザー資格をおすすめします。